艶髪は運命を変える

いつの時代も「髪は女性の命」だった!?

「髪を結う」という行為が一般的になったのは、実は江戸時代のはじめのこと。

平安時代までは、大垂髪(おすべらかし=髪を長くたらしたロングヘア)が主流でした。

百人一首に描かれている女性のように、髪の長い女性が「美人」としてもてはやされました。

江戸時代のはじめごろまでは、びんの前方を切りそろえたり、ひとつに束ねたり、というくらいで、劇的なヘアスタイルの変化はありませんでした。

このころのヘアケアは、どんな感じだったのでしょうか。600年~700年ごろは、五味子(さねかづら)という植物の、つるや葉から出るねばねばの汁を髪につけ、整えたり、つやを出したりした、とされています。

黒くてツヤのある髪は、昔も今も憧れなんですね。

肌より髪が先

という優先順位のつけ方から、

当時は髪への意識が高かったことが、うかがえます。

どれだけ頑張ってお化粧をしても髪がボサボサだったら、好印象とは言えませんね。

でも髪が綺麗なだけで、お化粧を頑張らなくても素敵に見えるのが髪が昔から愛されていた所以ですね。

艶髪は運命を変えます。